睡眠導入剤と安定剤は睡眠薬の一種です。
睡眠薬の中でも作用する時間が短いものが一般的に睡眠導入剤といいます。
また、睡眠薬の中でも不安になることを抑える作用があるものを安定剤と呼ばれます。
睡眠薬の効果は2種類
現在よく使われる睡眠薬・睡眠導入剤は、主にベンゾジアピンという成分を含んでいるか、または、ベンゾジアピンと同じ働きをするように作られた薬です。
睡眠薬の効果には「穏やかに眠りに誘う効果」と「不安を和らげて精神を安定させる効果」の2種類があります。
穏やかに眠りに誘う効果
自然に近い状態で、穏やかに眠りに誘う効果が強いものを睡眠導入剤として主に使います。
睡眠導入剤は睡眠薬の中でも、作用する時間が短いものを言います。
主に寝つきが悪い人に使われます。
睡眠薬度同様に、夜中に目が覚めてしまう、朝早くに目が覚めてしまう、ぐっすり寝た気がしないといった不眠の症状にも効果があります。
不安を和らげて精神を安定させる効果
不安や興奮状態が原因で不眠になる状態を改善するために、主に安定剤が使われます。
不眠症の改善だけでなく、うつ病や精神疾患などの治療にも使われます。