そのほかにどんな睡眠障害があるの?

そのほかにも快適な睡眠を邪魔する障害があります。
むずむず脚症候群、周期性四肢症候群、睡眠時随伴症があります。
睡眠時随伴症の中には、睡眠時遊行症=夢遊病、睡眠時驚愕症、悪夢、レム睡眠行動障害があります。
すべての症状について、不調が続くようなら、医師に相談することをお勧めします。医師に相談


むずむず脚症候群とは?

眠ろうとベッドに入ると、足がむずむず、不快感が生じ、じっとしていられない感覚があります。
変わった病名ですが、れっきとした病気です。


周期性四肢運動障害とは?

夜寝ている間に、自分の意思とは関係なしに手足がけいれんしてしまいます。
何度も目が覚めて、熟睡できません。


睡眠時随伴症4つ

睡眠時遊行症=夢遊病とは?

深く眠っている間に無意識の行動をとってしまう症状のことを言います。
手足を動かした後、同じ動作を繰り返したり、意識がない状態で歩き回ったりします。
小説やドラマの中で不可思議な現象として、たびたび取り上げられることがあります。

睡眠時驚愕症とは?

眠っている途中に、突然悲鳴を上げたり、泣き出してしまうこともあります。
起き上がった時に寝ぼけた状態で、ヒステリックな行動をとってしまうこともあります。

悪夢とは?

眠っているときに鮮やかで生々しい夢を見てしまいます。
強い不安、恐怖、命の危険などを感じてうなされながら目が覚める現象のことです。

レム睡眠行動障害とは?

夢の中の出来事が行動となって現れる現象のことを言います。
夢を見て大声で寝言を言ったり、手をばたつかせたり体を激しく動かしたりすることがあります。

不眠症は睡眠障害の1つ

睡眠障害には、5つの種類があります。月
その中に、なかなか眠りにつけない、寝てもすぐに起きてしまうといった不眠症も含まれています。
睡眠障害には、不眠症、過眠症、概日リズム障害、睡眠呼吸障害、その他の睡眠障害があります。


睡眠障害のそれぞれの特徴

不眠症とは

夜寝つきが悪い、眠りを維持できない、朝早く目が覚める、眠りが浅く十分に眠った気がしない、などの症状が続くことを指します。
よく眠れないために日中の眠気、注意力の散漫、疲れやすいなどの様々な体調不良が起こります。

過眠症とは

夜眠っているにもかかわらず、日中に強い眠気が生じ、起きているのが難しい状態のことを指します。
夜に睡眠を十分にとっている場合が多いため、不眠症の症状ではありません。

概日リズム睡眠障害とは

昼夜のサイクルと体内時計のリズムが合わない状態です。
1日の中で社会的に求められる、または自分が眠りたいときに睡眠をとることができず、日中の活動が難しくなります。

睡眠呼吸障害とは

睡眠中に異常な呼吸を示す状態の総称です。
代表的な疾患に睡眠時無呼吸症候群があり、夜間睡眠中に何度も呼吸が止まってしまいます。

その他の睡眠障害とは

  • むずむず脚症候群・・・眠ろうとすると、足にむずむず感・何とも言えない不快感・虫が這う感じなど異常な感覚があり、じっとしていられなくて眠ることができない
  • 周期性四肢運動障害・・・夜に寝ていると、手や足が勝手にぴくついて何度も目が覚めて深く眠れない症状
  • 睡眠時随伴症・・・寝ている間や、眠りにつくとき、覚醒するときにおこる様々な不快感を伴う現象の総称