睡眠中に異常な呼吸を示す病気の総称です。
代表的な疾患は睡眠時無呼吸症候群で、夜眠っている間に何度も呼吸が止まります。
新幹線の運転手やトラックの運転手など、人命にかかわる職業についている人の中にもこの病気が隠れていることが話題になりました。
睡眠時無呼吸症候群の発見の仕方
家族などの同居者がいない場合、この病気の発見は非常に遅れる場合があります。
特に自覚症状がないままにその状態を悪化させている場合、深刻な問題を引き起こしてしまう場合があります。
また、同居者がいてもこの病気に関する知識を持っていなければ、たんに「いびきをかきやすいだけ」としか認識されないで、治療が遅れる場合もあります。
睡眠時無呼吸症候群で、患者が深刻な問題を起こす前に同居している人の寝ている状態を一度観察してみるのもいかがでしょうか。
特有のいびきに注意
睡眠時無呼吸症候群に特有のいびきは、通常の一定のリズムではありません。
しばらく無音の状態の後、とても大きな音を発するという特徴があります。
深刻な問題の例
睡眠時無呼吸症候群の患者が引き起こした深刻な問題の例が、自動車事故です。
自動車の運転中に強い眠気が生じ、運転操作を誤ったために、人身事故に発展した例もあります。
患者が起こした事故の報道によって、この病気が社会的に知られるようになりました。