不眠症とはどのようなものか?

不眠症男性睡眠障害の1種です。
夜寝つきが悪い、眠りを維持できない、朝早く目が覚める、眠りが浅く十分眠った感じがしないなどの症状が続きます。
よく眠れないために日中の眠気、注意力の散漫、疲れや様々な体調不良が起こる状態を指します。


不眠症は普通の病気

不眠症は特殊な病気ではありません。
日本人を対象にした調査によれば、5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」「何タカの不眠症状がある」と回答しています。
年齢を重ねるうちに不眠は増えていきます。
そのため不眠症の治療のために、病院にかかっている20人に1人が睡眠薬を服用しているといわれています。
不眠症はよくある普通の病気なのです。


時間は関係ない

睡眠時間が短いことや目覚める回数が多いことが、必ずしも不眠症につながるわけではありません。
睡眠時間には個人差があるのです。
3時間ほどの睡眠で満足という人もいれば、10時間ほど眠らないと寝足りなさを覚える人もいます。
不眠症は、睡眠時間や目覚める回数にかかわりなく「睡眠によって、日中に問題が生じる」ことが問題なのです。

不眠症は睡眠障害の1つ

睡眠障害には、5つの種類があります。月
その中に、なかなか眠りにつけない、寝てもすぐに起きてしまうといった不眠症も含まれています。
睡眠障害には、不眠症、過眠症、概日リズム障害、睡眠呼吸障害、その他の睡眠障害があります。


睡眠障害のそれぞれの特徴

不眠症とは

夜寝つきが悪い、眠りを維持できない、朝早く目が覚める、眠りが浅く十分に眠った気がしない、などの症状が続くことを指します。
よく眠れないために日中の眠気、注意力の散漫、疲れやすいなどの様々な体調不良が起こります。

過眠症とは

夜眠っているにもかかわらず、日中に強い眠気が生じ、起きているのが難しい状態のことを指します。
夜に睡眠を十分にとっている場合が多いため、不眠症の症状ではありません。

概日リズム睡眠障害とは

昼夜のサイクルと体内時計のリズムが合わない状態です。
1日の中で社会的に求められる、または自分が眠りたいときに睡眠をとることができず、日中の活動が難しくなります。

睡眠呼吸障害とは

睡眠中に異常な呼吸を示す状態の総称です。
代表的な疾患に睡眠時無呼吸症候群があり、夜間睡眠中に何度も呼吸が止まってしまいます。

その他の睡眠障害とは

  • むずむず脚症候群・・・眠ろうとすると、足にむずむず感・何とも言えない不快感・虫が這う感じなど異常な感覚があり、じっとしていられなくて眠ることができない
  • 周期性四肢運動障害・・・夜に寝ていると、手や足が勝手にぴくついて何度も目が覚めて深く眠れない症状
  • 睡眠時随伴症・・・寝ている間や、眠りにつくとき、覚醒するときにおこる様々な不快感を伴う現象の総称