不眠とほかの病気との関係は?

疑問
うつ病・不安障害・統合失調症などの精神疾患には、不眠の症状が現れることが多くあります。
また、アルツハイマー型認知症や脳血管障害、脳腫瘍などの障害でも、不眠の症状が現れることがあります。
その他、糖尿病や更年期障害でも不眠が関係する場合があります。

糖尿病との関係

糖尿病の患者を対象とした調査によると、患者の50%が何らかの不眠の症状を持っていることがわかっています。
原因として、合併症による口の渇き、発汗、夜間の頻尿、神経障害による痛みやしびれ、低血糖になるのではないかという不安やうつの症状ではないかと考えられます。
また、逆に不眠が原因で血糖値のコントロールができなくなることもわかっています。
不眠を解消することで糖尿病の症状が改善した例も多くあります。

更年期障害との関係

更年期障害によるホルモンの変動が原因で、不眠になることがあります。
のぼせ、ほてり、発汗、イライラなどは、更年期障害の症状としてよく知られています。情緒不安定精神不安定
また、不眠や倦怠感も現れることがあります。
ホルモンのバランスが乱れているために自律神経にも乱れが生じているためです。
不眠や倦怠感の症状がある場合には医師に相談しましょう。